【BTC】ビットコインが4回目の半減期を迎えました。半減期後のビットコイン価格は10万ドル(1550万円)まで上昇するか考察してみた

2024年4月20日にビットコインが半減期を迎えました。2009年にビットコインが誕生してから、今回で4回目の半減期を迎えたことになります。

半減期とは・・4年に一度、マイナーへのビットコイン報酬が半減するタイミングのことを言います。ビットコイン報酬が半減するということは単純に考えると、理論的にはビットコイン価格が倍以上にならないと、マイナーへの支払い報酬額のつり合いが取れなくなります。過去の半減期後の価格推移については、以下の記事をご参考ください。

ビットコイン、過去2回の半減期では半年後に価格は2倍に上昇。今回はどうなる?
https://bitcoin.dmm.com/useful_information/market_report/20240418

過去3回の半減期後の価格を見ても、半減期にビットコイン価格が大暴騰する傾向があり、今回の半減期後の価格上昇にも注目が集まっております。ビットコインが半減期を迎えて、皆さんが一番気になっていることは、ここから更にビットコイン価格が大きく上昇するのか?ということではないでしょうか。

そこで今回、大胆にも今後ビットコイン価格がどのように推移していくのか?について予想をしてみることにしました。なお今回の予想はあくまで私個人の予想であって、必ずこの通りの値動きになるというものではありませんので、投機・投資においては各自の自己責任にてお願いいたします。

さて結論から言いますと、ここから更にビットコイン価格は上昇するであろう。というのが、私個人の見解となります。記事を書いている今日現在、現状価格が約64338ドル(日本円で約999万円前後)前後で推移しております。暗号資産の全体時価総額は約369兆円前後で推移しております。

・ビットコイン全体時価総額から今後の上昇余地を推測
ビットコイン価格が史上最高値を付けた時の暗号資産全体時価総額は、約400兆円を少し超えるぐらいの資金が一時的に流入しました。今日現在の全体時価総額が369兆円ということで、あと31兆円(約7%程度)ぐらいは再び資金流入があってもおかしくないとは思いますが、今後更に100兆円以上の資金が暗号資産へ追加流入してくるのか?について、疑問に感じるところもあります。法定通貨の信頼を失墜させるような世界的な金融危機が起こった場合には、暗号資産相場へ資金流入の可能性があるかもしれません。

但し、暗号資産を含め世界相場はビットコインの半減期ファンダメンタルズだけで動いている訳ではありません。2024年4月現在、暗号資産以外の外部要因として、以下の懸念点が複数存在しています。

主な懸念事項

・米国の強い経済指標が続ていることにより利下げ期待が更に遠のき、2024年中も高金利のまま維持される懸念
米国のインフレがなかなか落ち着かず、FRBはなかなか利下げを行えない状況が続いています。これが株価への重しとなり、まだしばらくの間リスクオフの空気感が漂っています。2025年以降、米国の利下げが開始されればリスクオン相場となり、暗号資産相場にも資金流入が見込める可能性がある。

・セルインメイ・夏枯れ相場による急落の懸念
今回はビットコインが2024年4月に半減期を迎えましたが、時期としてはタイミングあまり良くなく、例年のアノマリーとして5月相場は大きく売られやすいセルインメイの時期に突入します。またその後は夏枯れ相場が続き、資金流入が閑散とする時期も迎えます。この時期の相場急落には注意したいところです。

・為替変動によるビットコイン価格急落の懸念
ドル円相場は円安で推移しており、今日現在で155円/ドルとなっております。日本円で見た場合、円安要因によるビットコイン価格上昇も恩恵を受けてきました。今後、米国の利下げが開始され急激に円高に反転した際には、日本円でのビットコイン価格が下落する懸念があります。

・イランとイスラエルなど、中東戦争懸念による相場下落への警戒感
近年、ロシア・ウクライナ戦争以降、世界情勢が緊迫しており、イランとイスラエルの戦争懸念も今後警戒が必要な状況です。もし新たな大戦争が勃発した際には、急激にリスクオフ相場となり、相場全体が急落する可能性も否定できません。

その他懸念点

・ビットコインETFによる半減期前上昇による懸念
2024年の年初の半減期前に米国でビットコインETFが承認された影響を受け、当初想定よりも前倒しでビットコイン価格が上昇し始めました。過去3回の半減期の値動きを見ても、半減期完了後に本格的に価格上昇する傾向であったが、今回は半減期前から大幅な価格上昇が始まっており、半減期後もこの上昇相場が更に維持され続けるのか若干疑問点が残ります。

 

以上の懸念点を踏まえ総合的に判断すると、しばらく軟調な相場が続き、当分の間ビットコイン価格は1000万円前後をウロチョロする。もしくは、セルインメイや夏枯れ相場により一旦大きな急落・暴落が発生する可能性が高いと推測しています。

しかし、大きな調整相場が来た場合には悲観することなく、買い増しタイミングではないでしょうか。大きな調整相場を迎えたのちに、2024年の年末にかけてまた再び最高値を目指してビットコイン価格は上昇していくというシナリオが、今後の価格予測となります。

Bitcoin stock to flow model @planb_bitcoin

仮に今回の半減期後に10万ドルまで価格上昇した場合は日本円換算だと約1550万円(ドル円155円で試算した場合)まで上昇する可能性もあるかもしれません。次にビットコイン価格が急上昇するタイミングについてですが、以下のような予測記事が掲載されていましたので、ご参考ください。

「ビットコイン価格が急上昇するのは半減期から50~100日後」QCP Capital分析
https://coinpost.jp/?p=526613

最後に、半減期後にビットコイン価格が大きく大暴落するのは2024年末~2025年頃であり、一旦は大きな調整・大暴落相場を迎えたのちに、また再び次回の半減期(2028年)に向かって価格上昇するのではないかと予測しています。

ビットコインの半減期の回数が増すごとに全体時価総額も大きくなることにより、今後はだんだんと大きな価格上昇が見込めなくなってくるので、なるだけ早く全体時価総額が小さなうちに仕込んでおき、長期的な視点で暗号資産の将来を見守っていく投資方法も在りなのかもしれませんね。今回の価格予測・相場予測がなんらか参考になれば幸いです。ではまた次回。

~その他参考サイト~

2028年の半減期に向けてビットコイン価格など5つの予測=Bitwise
https://coinpost.jp/?p=526957

ビットコインはいつ上昇に転じ、強気相場はいつまで続くのか──半減期の影響と今後の価格推移は?【bitbank長谷川氏・ロング解説】
https://www.coindeskjapan.com/228947/

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